第7回 桂 塩鯛 師匠 落語を聞く会 を終えて
令和7年(2025)8月23日ギャラリー森山、24日正伝寺に於きまして桂 塩鯛 師匠によります落語会が開催されました。
いきなり裏側の話ですが、5月にギャラリー森山館長 森山 豊が亡くなり、何かあるとお手伝いいただいていた大工様も引退などしてしまい本当に大変なバックヤード側でした。
しかし、塩鯛 師匠は70歳の古希ということで全国ツアーを開催し、正伝寺会場の8/24は全国ツアーの1会場としていただきましたので、師匠の滅多に聞くことの出来ない『百年目』、ゲストに五代目 江戸屋猫八 師匠とウチなんかでこんな豪華なことしてバチがあたるんじゃないか、ってくらいの盛大な落語会となりました。
前座さんには桂 南天 師匠のお弟子さん、桂 天吾さん 前評判通りのイケメンでお話させていただいてもとっても気さくな方で女性ファンが多いのも納得、お寺の障子破いてしまいましたけど おっさんの自分でもファンになるくらいのいい方でした!落語の方も落研出身とのことでスラスラスラスラと流石の芸を披露していただけました。お三味線には はやしや美紀さん、もう何年もお越しいただいておりますので、こちら側で変に慣れてしまい小坊主などが失礼あるんじゃないかと勝手にハラハラしておりますが、素晴らしい方です!
猫八 師匠はテレビの笑点でお見掛けしたこともありましたが、今はYouTubeなどでいつでも拝見することは出来るのですが、いやはや『生』は全っ然違いました!楽しいトークの中に一子相伝の伝統藝の凄さを見せつけられた、圧巻の動物声帯でした!
そして、何よりやはり真打ちの塩鯛 師匠の『百年目』笑いは猫八 師匠に任せて、あまりおもんない話、とは言っていたものの聞いていて、難しい部分を勝手に分かったような気持ちで拝聴させていただきました。なかなか聞けるものじゃないのも分かっているし、今まで正伝寺とギャラリー森山 2会場で1つも話を被せず開催していただいている落語会、聞いていると涙が出てきそうになるもののぼやっとしていると話に置いて行かれそうになるので、いろんな想い馳せながら聞かせていただきました。
正伝寺会場では人数が過去最高でしたので、マイクを付けていたものの後ろの方が多少聞き取りづらかったとの話も聞いており、次回開催にはお越しいただいた方に失礼のないように、と思います。
お越しいただいた方、関係者の方々、猫八 師匠、天吾さん、美紀さん、そして塩鯛 師匠今年もありがとうございました。