菩提達磨大師
ダルマさんが転んだ、
選挙の当選速報の時に目を墨汁でヌリヌリしてるアレ。
宗教云々というより縁起物のイメージ色が強いのがダルマさんですよね。
赤い衣を纏ってるのでイメージでは達磨さんをデフォルメしたのかと思いきや、
縁起物の赤いダルマさんは、達磨大師が寒さから身を守る為に頭から
赤い掛布団をかけて座禅をした御姿が元になったんだそうです。
『面壁九年』という言葉がありまして、
達磨大師が天下第一といわれた嵩山にて終日ただただ黙然として面壁坐禅の道へ入り、
それにより手足が腐ってしまったという伝説が起こりダルマさんの玩具が出来たそうです。
※ちなみにウチの若いの、名前を大嵩(ダイスウ)と言うのですが、
先々代の達温和尚が『嵩山』から取って付けた名前だそうです。
まだまだ大きいのは態度ばかりですので、皆さまにこれから育てていっていただければと思います。
さて、
菩提達磨大師 様は正伝寺では、本堂の向かって一番左側におられる仏像となります。
達磨大師は南インドの香至国の第三王子として生まれ、般若多羅尊者より得度し仏弟子となりお釈迦さまの法灯を継ぎ
『菩提達磨』と命名されました。
達磨大師により、中国へ禅宗が伝えられ、日本の仏教、曹洞宗へも大きな影響を与えました。
先に書かせていただきました大権修利菩薩 様と曹洞宗ではだいたいセットになっております。
お二人とも色鮮やかなのは位牌堂を再建しました際に、仏師さんが塗り直しをしてくれたからでございます。