達二郎 誕生日
毎年シーズンちょっと前の今頃、一度雪が降り積もり消えるのは分かっている…のですが昨日 今日と本当によく降ってくれました(^ω^ ♯)毎年 自分の中では『除雪機を動かす』ことが冬の始まりの合図というか…いよいよ またこの季節が来たんだなと感じる1つのアクションになっております。昨日は『どうせ消える雪だ』と除雪機を見ないように見ないように…としていたのですが、二日目ともなると見えないふりもしていられません。ガソリンをタンクに満たしコックを開き春夏秋と寝ていた除雪機を起こしてあげます。毎年、正伝寺とお隣 安盛寺様との間にある原付バイク程度が通れる小道ですが、1月1日まで安盛寺様と日替わりで除雪をしております(1月2日から春彼岸までは屋根からの落雪が危ないと十数年前に警察から注意を受け除雪はしておりません)。今年は奇数日が正伝寺の小道の当番の日なので、昨日のように境内をテキトーに手作業の『雪かき』をするのではなく本日は除雪機を使った『除雪作業』をしなくてはならないのでした(*_*;
それはそうと本日は先代住職 壽一和尚の御命日となっております。そしてタイトル通り 正伝寺マスコットキャラクター達二郎の誕生日となっております。
正伝寺では境内にお稲荷様が祀られている為、犬を飼うのはNGだと先代から教わっていたのですが、達温和尚の代に『ぺス』という犬がいたそうで、ぺスに傷口をなめられると治りが早かったとか そんな逸話があります。そして私が子供の頃のワガママで飼い始めたのが達五郎、祖父 達温和尚が亡くなってすぐだった為、父 先代が『達』の字をとり名付けてくれました。その後、一時的にお釈迦様のお母さんと同じ名前の『マーヤ』という犬が居て、『達三郎』『達二郎』に至ります。達三郎が亡くなった時は もう犬は飼うまい と一度は決めたのですが、震災という大きな大きな出来事で心が弱っていたことに加え、達二郎が『先代の命日』『達三郎の49日』と重なった為、これは何かある!と思い 家族に加わってもらい またお犬様に助けていただいた感じで現在に至ります。
私が檀家さんに言われた言葉で深く覚えている内の1つに『犬は飼えば飼うほどバカになる』というのがあります。飼い主が良くも悪くも犬との生活に慣れてしまい2代、3代となるとついつい甘やかしてしまい犬の教育が最初よりも出来なくなる ということだと思うのですが、達五郎、達三郎、達二郎と思い返してみるとつくづく『なるほどなぁ』と今でも思います。しかし、現、達二郎は身体も悪いところは今のところ見られず、年齢と共にお檀家様との接し方も少しづつ良くなってきている…気がします。先輩たちより多少 頭は弱いかもしれませんが長い目で暖かく見ていただけましたら幸いです。
⇚境内のお稲荷様ですが、
ここの屋根に積もった雪で
いつもどのくらい降ったか確認してます。