ご供養につきまして
昨日の朝から晩まで取り上げられておりましたニュースで
通信販売会社のAmazonで『お坊さん便』という僧侶を派遣するという商品の是非についてやっておりました。
青森で暮らしていて特に不便は感じませんが、やはり今の時代に暮らしておりますと
必要なものが近場に売っておりませんとAmazonは色々と助かります。
それが良いか悪いかは別としまして、
最近 多い相談(と 言いますか一方的なご依頼…)として
『今年 ウチでは〇〇回忌があるのですが、忙しくて時間がとれないので、塔婆だけ後日
取りに行くので書いておいて下さい。』という内容です。
人それぞれ仕事の量や それを捌く力量 心に余裕が持てない時 というのはよく分かります。
自分も要領は悪いので多分 ほかの人なら大したこともないような事で
テンパって てんてこ舞いなのだと …自分でも自覚してます…(´・ω・`;)
しかし、ここ津軽地方では1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、23回忌、27回忌、33回忌、37回忌、50回忌 と合計10回しかございません。
50年で10日…お盆やお彼岸、毎朝お仏壇にお線香を立てて拝まれる方は多いと思いますが、年回忌としましては50年で10回です。
仏教とは自己を見つめる、向き合う宗教である、とよく言われます。
自分の為の宗教ではありますが、 今の自分がどうして ここにいるのかを考えた時に
父や母、祖父や祖母と 自分まで命を伝えてくれたご先祖様をご供養するというのはとても大切なことかと思います。
また 家族だけでなく お世話になった人 自分に影響を与えてくれた人と、年回忌や盆 彼岸だけではなく
この辺はまだまだ寒いですので暖かくなったらでも、
お休みや空いた時間を使ってお寺に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
毎日忙しい世の中ではありますが、先のことばかりではなく たまに過去を振り返ってみるのも
いいものだと最近思ったりしております。
失礼致しました(-_-;)