只今石塀工事中
正伝寺をグルリと囲う石塀は昭和40年頃に、齋藤卯三郎さんという正伝寺の総代も務めた方に
石は大鰐の『あぶ石』を使い、当時は手作業で山から切り出し 運んだそうです。
あぶ石は六角沢流紋岩質凝灰岩というらしく、水や凍結に弱いのだそうです。
石屋さんが言うには特に正伝寺の石はその弱点が顕著らしく、毎年 雪溶けの時期になりますと
道路側の塀がボロボロと剥がれ落ち、手でも崩せるくらいのモロさになってしまいます。
そんなこともあり、数年前から石屋さんに当時とは違う山から採掘したあぶ石を保管していただいておりまして
数日前から工事が始まり今は塀を解いたくらいまでまいりました。
去年は弘前城の曳家で盛り上がりましたが、黒門が無く、正伝寺の塀が無いのを同時に見れる機会なんて
多分これから先きっとないのですが、わざわざ見に来るほどのものでもないので、
資料程度に写真を載せておきます!!