ガクアジサイ
額紫陽花(ガクアジサイ)は日本が原産の花で
昔からあったものですが、当時はあまり人気が無く
江戸時代頃には『幽霊花』とも呼ばれていたそうです。
今は幽霊花といってパッと浮かぶのは彼岸花ですが、時代で違うものなんですね。
それがヨーロッパで品種改良されて逆輸入のような形になってから人気が出た花とのことです。
正伝寺ではそのガクアジサイが庭に咲いておりまして、母親が聞いている範囲では
先先々代の達全和尚が今の時期に葉っぱを摘み取り乾かし、手もみして、
次の年の旧暦の四月八日のお釈迦さまの誕生日に甘茶として一日だけ
『花まつり』として本堂の横に出していたそうです。
私も小さい頃にお釈迦さまの小さな銅の像に甘茶をかけていただいた覚えがカスカにありますので、
先々代の達温和尚の頃までは行っておりました。
しかし、先代の壽一和尚になり、位牌堂の建て替えや病弱の為など色々なことが重なり
今まで行われておりませんでした。
私もまだまだ勉強しなければいけない事はたくさんあるのですが、
新しい事ばかりではなく、昔からの事も大切にしていかなければいけないと思いますので、
来年(予定)から復活(予定)させたいと思っております(予定)。
と、いうことで本日は天気も良かったので、母親と葉っぱ摘みを致しました。
マザコンというわけでもないのですが、恥ずかしい話 ガクアジサイの花も、葉っぱの摘み方も
聞かなければ全然 分からなくて…(-_-;)
そして、その葉を母と嫁とでハサミでチョキチョキ。
明日からは乾かしながら、手もみ作業なんでしょうか?
ナニブンここからは母親も初めての作業ですので、
ちゃんと出来るのか不安です(;´・ω・)
嫁姑の仲睦まじい姿+駄犬
ちなみに『甘茶』とは『天茶』とも言うのですが、
インターネットで調べたら 検索上位のほとんどが、
天ぷら茶漬け 略して『天茶』ばかりでした。
甘茶より、天ぷら茶漬けの方がおいしそうで食べたいですもんね(*´﹃`)